セラミックを被せた歯が黒くなった?原因と予防について
投稿日:2022年6月10日
カテゴリ:スタッフブログ
治療した部分を白い歯にしたくて、セラミックを選ぶ方はきっと多くいらっしゃるでしょう。しかし、セラミックを入れた場合でも、黒く見えてしまうことがあります。それは一体どんな場合なのでしょうか?また、黒くなる心配をせずにセラミックを入れたい時には、どんな点に気を付けたら良いのでしょうか。ここではそれらについて説明していきます。
セラミック自体は黒くなりません
セラミックの材質は、お茶碗と同じ陶器です。お茶碗は汚れがつくことはありますが、色が変わることはありません。ですから、セラミック自体が黒くなるということはありません。
黒く見えるのは金属が原因です
セラミックを入れた歯が黒く見える時は、どのような場所なのでしょうか。
①被せ物と歯茎の境目
被せ物の外側にセラミック、内側に金属を使った被せ物の場合、被せ物と歯茎の境目が黒く見えてくることがあります。これは、長年の間に歯茎が下がるなど環境の変化から生じるものです。
②被せた歯の付近の歯茎
内側に金属を使用したセラミックの被せ物の場合、長く使っている間に金属が溶け出し、その影響で歯茎が黒くなってしまうことがあります。 このように、セラミックの欠けやすいという欠点をフォローして強度をだすため、内側の見えにくいところに金属が使われていることがあります。その場合、経年とともに、セラミックの被せ物周辺が黒く見えてくることがあるのです。
黒くなりにくい素材を選ぼう
長年経っても、黒く見えないセラミックとはどんなものなのでしょうか。それは「オールセラミック」と呼ばれる全体がセラミックで作られたものや、外側はセラミック、内側に金属ではなく「ジルコニア」という素材を使ったものなどです。また、歯科医院によってどんなものを取り扱っているのかは異なります。
希望に合うセラミックを相談して決めよう
セラミック治療は、決して安いものではありません。せっかく費用をかけて入れるのですから、少しでも長く、綺麗な状態で使い続けたいですよね。セラミックの被せ物と言っても色々な種類があります。どのようなものが自分の希望に合うのか、お口の状態を把握してくれているかかりつけの歯科医院で、事前にしっかり相談して決めるようにしましょう。
銀歯からセラミックに変更したい等のご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。
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