歯を極力残す低侵襲治療|板橋歯科・矯正歯科

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極力抜かない・削らない低侵襲歯科治療

微痛レーザー治療

審美歯科

東京都板橋区板橋1-12-6シラトリビル102

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歯を極力残す低侵襲治療

切削量を最小限に抑えるための9の処置法

低侵襲治療

「削らない」歯科治療で板橋歯科・矯正歯科のサイトにお越しいただいた方もいらっしゃるかと思います。ですが、重症な虫歯においては、歯を削る処置が必要となる場合もございます。「歯を削る」行為そのものが悪いわけではございません。

天然の歯には、再生能力がありませんので切削する度にその量は減少していきます。そのため、虫歯治療において歯を削る量を抑えるに越したことはないのです。そこで板橋歯科・矯正歯科では、虫歯治療に伴う歯質の切削量を最小限に抑えるため、以下に挙げる9の処置を実践しております。

① レーザーによる虫歯治療

レーザー

ヤグレーザーと呼ばれる特殊な医療用レーザーを用いて、虫歯を除去します。一般的な切削器具で削り取るのとは異なり、病変部をレーザーの熱で蒸散させるため、痛みや不快な振動を伴いません。また、虫歯によって黒ずんだ部分にのみ反応しますので、健全な歯質にダメージを与える心配もございません。

② 必要に応じて拡大鏡を使用

拡大鏡

当院では、保険診療・自費診療問わず、必要に応じて拡大鏡を活用しております。肉眼の数倍にまで視野が拡大されるため、虫歯に侵された部分と健全な部分との境界をはっきりと見極めることが可能となります。その結果、余計な歯質の削除を抑えることができます。また、肉眼では判別しにくい早期の虫歯を発見することにも寄与します。

③ ダイレクトボンディング治療

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング治療は、最小限の悪い部分だけを削って詰める審美歯科治療の一つです。つめものは大まかに分けてインレーとダイレクトボンディングの2種類があり、前者に比べダイレクトボンディングは比較的削る部分が少なくつめもの治療を行うことができます。当院ではインレー治療の前に第一選択としてこのダイレクトボンディングをご提案しております。

④ エキスカでの丁寧な虫歯除去

エキスカ

虫歯治療を全て電動のエアタービンで処置すると、どうしても歯質切削量が多くなってしまいます。機械というのは切削効率は良いのですが、細かい操作には向いていない面があるからです。そこで当院では、エキスカと呼ばれる手用の切削器具も併用して、罹患歯質の完全除去に努めています。

⑤ 超極細のバーの使用

超極細のバー

虫歯を削るバーは、超極細のものを使用しております。細いバーほど繊細な操作が可能となり、余分な歯質切削を抑えることができるからです。当院では、今現在、臨床の現場で使われているものの中でも最も径の小さいバーを採用しています。切削に伴う不快な振動も抑えることが可能です。

⑥ MTAによる虫歯治療

MTA

当院ではMTAセメントを、通常の虫歯治療にも活用しております。非常に強い殺菌作用を持つMTAセメントを罹患歯質塗布することで、虫歯菌の活性を停止させます。その結果、歯質を削ることなく虫歯を治すことが可能となるのです。

⑦ う蝕検知液の使用

ウ蝕検知液

歯質の切削時には、ウ蝕検知液(虫歯検知液)を使用します。虫歯に侵された部分のみが赤く染まる特殊な液体によって、罹患歯質と健全歯質との境界が明瞭となります。自ずと過剰な切削が抑えられます。

⑧ 予防歯科を啓蒙

予防歯科

当院では、歯のメンテナンスや定期検診を重視しております。なぜなら、虫歯を予防してしまえば、歯を削る量をゼロにすることができるからです。その重要性を患者さまにもお伝えさせて頂いております。

⑨ 根本治療の実施

根本治療

当院では、痛いところだけを治す対処療法ではなく、症状の原因を解消する根本治療に取り組んでいます。口腔内全体を健康な状態に改善することで、歯を削ったり、抜いたりすることも少なくなります。

実際に当院が行った削る量を最小限に留めた治療例をご紹介

実際に当院が行った削る量を最小限に留めた治療例をご紹介します。上記で紹介した「切削量を最小限に抑えるための9の処置法」のうち、下記7つを複合的に使用した治療になります。

治療前

サンプル

治療後

サンプル

まず、ビフォーアフターからご覧ください。名前が知られてきた歯のセラミック治療ですが、セラミックと一口に言っても、実はさまざまな治療方法があります。その中で、あまり耳なじみがないのですが、光で固まるセラミックレジンがあります。ダイレクトボンディングという手法で歯を削る量は最小限度で治療可能です。上記ビフォーアフターはその治療を行ったものになります。モニター患者さんのお写真と共に、どのように削る面積が少なかったのか、どのような治療なのかご説明します。

サンプルイメージ患者さんとはじめてお会いした時のお口の状態です。

36歳男性、前歯の審美改善と虫歯治療を行いたいと来院されました。喫煙あり、嘔吐反射があって粘土で型どりされると気持ち悪くなってしまう。また、忙しいので一回で前歯を治したいというご要望でした。

この治療前に私が考えたこと

虫歯や詰め替えが虫食い状に歯に存在しているため、一般的には歯を小さく削ってクラウンという歯を取り付けることになります。ですが、せっかくなんともないご自身の歯の部分は残したいもの。

また、前歯はお顔の印象を大きく変えてしまいますから、今の歯の形が気に入っている場合、その歯を削ってしまうのはとても抵抗がありますよね。

また、患者さんは通院がなかなかできないビジネスマンの方であり、また型どりをすると気持ち悪くなってしまう嘔吐吐反射という既往がありましたので、最小限の削り量で治療が可能になる最先端技術であるダイレクトボンディングを選び治療をすることになりました。

サンプルイメージダイレクトボンディングの材料はエステライトアステリアという、ハイブリッドレジン材料を使用します。

サンプルイメージ

処置前の前歯正面写真です。先ずは衛生士の方で処置中に菌や、汚れ、着色物質が入り込まないよう、歯垢と歯についた着色を落としました。

サンプルイメージ

次に徹底的にきれいに虫歯を取り除くとともに、 以前の劣化したプラスチックも取り除きます。 う蝕検知液、レーザー、極小のドリル、エキスカも使って最小限の侵襲、歯を削る量に注意した施術です。

削らない治療

通常こういう虫食い状の歯を綺麗にする場合、「歯を削ってクラウン(被せ物)を被せましょう」と言われてしまうことが多いです。クラウンにする場合、右の写真くらい削ります。健康な歯質もかなり削ってしまっていますね。ダイレクトボンディングの場合、クラウンに比べて歯を削る量が10分の1程度で済みます。

ダイレクトボンディング

次に、レジン材料にて修復するために裏側の形をシリコンを使って合わせます。

ダイレクトボンディング

作る歯以外の部位を接着剤から保護します。そして接着剤を塗布します。

ダイレクトボンディング

その上から材料の流し込み、盛り込みを行います。 まだバリやザラツキが目立ちますね。

ダイレクトボンディング

同様に反対側も進めます。

ダイレクトボンディング

歯は表面と内部の色の風合いが違うので、特別な色合いで内部の色を再現します。

ダイレクトボンディング

内部の色合いの違う部分を詰め終えたところです。

ダイレクトボンディング

内部とは違う色のレジンを使って、表面のエナメル質という部分の色を盛り足していきます。

ダイレクトボンディング

接着剤や詰めたレジンの、余剰やバリを取ったところです。この後、仕上げに研磨へ移ります。

ダイレクトボンディング

研磨は数種類のチップと磨き上げ用の専用ペーストやジェルを何度もかけ、艶と滑らかな表面を構築しました。

サンプル

サンプル

一回の治療でこのくらい大きく変わりました。虫歯によって黒く透けてしまっていた部分や、劣化したプラスチックが全て綺麗に置き換えられました。 光を綺麗に反射するのでレジンを詰めた部分は最小限でも、全体的に白さを発揮する効果が見られます!

デメリットとしては永久的にこの状態ではなく、経年劣化で色合いに変化が出てくるということと、歯医者さんの先生が大変!ということでしょう。ですから、この治療を長持ちさせるため、また歯が悪くならないために予防処置の大切さをご説明しご理解いただきました。

このようにできるだけ天然歯を残す治療を提供するために私たち板橋歯科では頑張って施術いたします。

レーザーと虫歯菌を不活性化させるセメントによる即日虫歯治療症例

虫歯

一見なんともなさそうな歯ですが、虫歯になっていることが分かったためレントゲン撮影し、診査しました。

レントゲン

レントゲンでみたところ、非常に大きな虫歯が隠れていました。神経近くまで歯が溶かされています 一般にはこの段階で「歯の神経を取りましょう」といった説明が歯医者さんからされることも多いと思います。

虫歯

表面を開けてみると、やはり中に大きな虫歯が隠れていました。

レーザー治療

齲蝕検知液で染出しを行います。ピンク色に染まっている部分が虫歯の菌で侵食されている部分です。この部分の虫歯をドリルと、レーザーで除去していきます。

レーザー治療

虫歯を除去し、虫歯の菌で変色してしまっている部分をレーザーで処理していきます。

虫歯菌を不活性化させるセメント

深く歯の神経(歯髄)に近接している部分に虫歯菌を不活性化させるセメントを塗布し、再発防止、歯髄の温存を図ります。

治療前

虫歯

治療後

虫歯菌を不活性化させるセメント治療後

歯面処理をしたのちに 今回の虫歯で穴が開いていた部分を歯科用コンポジットレジンにて修復を行いました。このくらいの範囲でも白い材料での修復が可能です。 当院ではこのようにレジンの適用も広く、様々な歯の状態に適応できるようにしております。やむなくインレー、クラウンになる場合も患者さんと相談のうえで幅広い選択肢を提供しております。

板橋区で削らない治療をお望みなら

削らない治療

このように板橋歯科・矯正歯科では、可能な限り歯を削らない低侵襲虫歯治療を実践しております。板橋区で出来るだけ歯を削らずに虫歯を治したいという方は、ぜひ当院までご連絡ください。

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