【矯正後の注意点】保定装置(リテーナー)の使い方と正しいお手入れ方法を解説!
投稿日:2025年7月8日
カテゴリ:スタッフブログ
歯列矯正を終えたばかりの方や、これから矯正を始める方の中には、
「保定装置ってどう使うの?」
「リテーナーは毎日どうやって洗えばいい?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
矯正治療が完了しても、歯はまだ元の位置に戻ろうとする「後戻り」のリスクがあります。そこで活躍するのが**「保定装置(リテーナー)」**です。
この記事では、保定装置の使い方・装着時間・洗浄方法・保管方法について、わかりやすくご紹介します。
◆ 保定装置(リテーナー)とは?
保定装置とは、矯正治療後に歯の位置を安定させるために使用する装置です。
歯は動かした直後が最も不安定なため、保定装置を装着しておかないと後戻りが起きてしまう可能性があります。
◆ 保定装置の使い方と装着時間
▸ 使用開始直後(矯正装置を外したばかり)
-
1日20〜22時間の装着が基本
-
食事と歯磨き以外は、ほぼ常に装着しておくことが推奨されます
▸ 数ヶ月〜1年後
-
徐々に装着時間を減らしていきます(※歯科医師の指示に従うこと)
-
多くの場合、就寝時のみの装着に移行します
▸ 2年以降(後戻りリスクが少なくなった場合)
-
就寝時のみ or 数日に一度の装着で経過観察
-
ただし完全にやめると後戻りするケースもあるため、長期間の使用が基本
◆ 保定装置の主な種類と特徴
種類 | 特徴 | お手入れのしやすさ |
---|---|---|
マウスピース型(クリアリテーナー) | 透明で目立ちにくく、取り外し可能 | 比較的簡単(毎日の洗浄が必要) |
ワイヤー型(ホーレーリテーナー) | 金属ワイヤーとレジン製のプレート | ブラシでの清掃が必要 |
固定式リテーナー | 歯の裏側に接着して固定する | 歯ブラシやフロスの工夫が必要 |
◆ 保定装置の正しいお手入れ方法
✅ マウスピース型の場合
毎日の基本ケア:
-
水洗い or ぬるま湯で流す(熱湯はNG)
-
やわらかめの歯ブラシで軽くこする(中性洗剤を使用してもOK)
-
よく乾かしてからケースに保管
週に1〜2回の徹底洗浄:
-
専用の洗浄剤(リテーナークリーナーや入れ歯用洗浄剤)を使用
-
5〜10分程度浸け置きするだけでニオイ・汚れを除去
NG行為:
-
歯磨き粉で洗う(細かい傷がつく原因に)
-
熱湯につける(変形の恐れあり)
-
食事中の放置(ティッシュに包んで置くと紛失の元)
◆ 保定装置の保管方法と注意点
-
専用のケースで保管(通気性の良いものがおすすめ)
-
洗った後は水気をしっかり取ってから保管
-
ペットや小さなお子さんの手が届かない場所に置く
-
旅行時は予備のケースや洗浄剤を持参すると安心
◆ よくあるトラブルと対処法
トラブル | 対処法 |
---|---|
リテーナーが変形した | 歯科医院へ持参。再作製が必要な場合あり |
装着時に痛みがある | 歯が後戻りしてきている可能性あり。早めに相談を |
ケースに入れ忘れて失くした | 速やかに歯科医院へ。放置すると歯並びが乱れる可能性 |
◆ 板橋で矯正治療後のケアをお考えの方へ
当院「板橋歯科・矯正歯科」では、矯正後の保定管理にも力を入れています。
保定装置の装着指導・お手入れアドバイス・経過観察を丁寧に行い、後戻りしにくい美しい歯並びの維持をサポートしています。
「リテーナーの洗い方が分からない」「汚れが取れにくい」など、どんな小さなお悩みでもお気軽にご相談ください。
まとめ|保定装置を正しく使って、矯正後の歯並びをキープ!
矯正治療後の保定装置は、美しい歯並びを守るために欠かせない存在です。
正しく装着し、毎日のお手入れを怠らなければ、長期間にわたって理想的な状態を保つことが可能です。
「もう矯正が終わったから大丈夫」と油断せず、保定期間も大切に過ごしましょう。
📍 板橋歯科・矯正歯科
東京都北区滝野川7-2-6 T・Mビル2F(JR板橋駅 東口より徒歩1分)
📞 03-6903-1901
🌐 https://www.itabashi-shika.com/
■ 他の記事を読む■