【抜歯矯正 vs アンカースクリュー矯正】どちらが自分に合う?違いと選び方を徹底解説
投稿日:2025年6月17日
カテゴリ:スタッフブログ
歯列矯正を始めるにあたり、「抜歯が必要かどうか」は多くの患者様が気にされるポイントです。
近年は、顎の骨に埋め込む矯正用インプラント「アンカースクリュー」を活用することで、抜歯を避けるケースも増えています。
この記事では、抜歯矯正とアンカースクリュー矯正の違い、メリット・デメリットをわかりやすく比較し、
あなたに合った矯正方法の選び方をお伝えします。
◆ 抜歯矯正とは?
抜歯矯正は、歯並びや顎のスペースが不足している場合に、一定本数の歯を抜いてスペースを確保し、歯を理想的に並べる治療法です。
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主な抜歯部位:主に小臼歯(前から数えて4番目や5番目)
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適応ケース:歯が大きい、顎が小さい、重度の叢生(ガタガタ)や出っ歯の場合
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メリット:スペース確保が確実で、歯の並びがきれいに整いやすい
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デメリット:抜歯に抵抗感がある/治療期間が長くなる場合もある
◆ アンカースクリュー矯正とは?
アンカースクリューは、顎骨に小さなネジ(ミニスクリュー)を埋め込み、歯を動かすための強力な支点をつくる矯正装置です。
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目的:抜歯せずに歯を動かしたり、効率的に歯列を整えるための固定源
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適応ケース:抜歯をできるだけ避けたい/難症例の非抜歯矯正を目指す場合
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メリット:抜歯を回避できる可能性が高い/治療の精度が向上/治療期間が短縮されることも
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デメリット:装置装着時の痛みや違和感/定期的なメンテナンスが必要
◆ 抜歯矯正とアンカースクリュー矯正の比較
項目 | 抜歯矯正 | アンカースクリュー矯正 |
---|---|---|
スペース確保方法 | 歯を抜いてスペースを作る | 骨に埋めたスクリューで支点を作り歯を動かす |
治療期間 | 比較的長くなる場合がある | 効率的に動かせるため短縮の可能性あり |
痛み・負担 | 抜歯による身体的負担あり | 局所麻酔でネジを入れる処置が必要 |
適応症例 | 骨格的に抜歯が必要な場合が多い | 抜歯を避けたい、非抜歯矯正を希望する場合に有効 |
後戻りリスク | 抜歯スペースがしっかり閉じるため比較的低い | 適切な保定が必要 |
治療費用 | 抜歯費用含む分やや高め | スクリュー装置代がかかる |
◆ どちらを選ぶべき?判断のポイント
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骨格や歯の大きさ、歯並びの状態を精密検査で判断することが最優先
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顎のスペースがどうしても不足している場合は抜歯が必要なことも多い
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抜歯に抵抗があり、可能な限り抜歯を避けたい方はアンカースクリュー矯正を検討できる
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治療期間や費用面も含め、歯科医師と十分に相談することが重要
◆ 板橋歯科・矯正歯科での矯正治療サポート
当院では、患者様のライフスタイルや希望を考慮し、最適な治療プランを提案しています。
抜歯矯正とアンカースクリュー矯正のメリット・デメリットを詳しく説明し、納得して治療に臨めるようサポートします。
【まとめ】抜歯矯正とアンカースクリュー矯正は目的に応じて使い分ける
✅ 抜歯矯正は確実にスペースを確保できるが身体的負担がある
✅ アンカースクリュー矯正は抜歯回避や治療期間短縮に役立つが適応症例が限られる
✅ 自分に合った方法は専門医の診断が不可欠
📍 板橋歯科・矯正歯科
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